●試合前のウォームアップを見逃すな!
座席を確保したら、場内をぶらぶらと探検しましょう。
ですが、キックオフ20分前ぐらいには、座席に戻っておくことをおすすめします。
なぜならば、ウォームアップのために、選手がピッチに現れるからです!
最初に出てくるのは、GK2人とコーチ。彼らがピッチに現れたら、
スタンディングオベーションと声援で迎えます。
「よっしはら! よっしはら!」「しもかわ! しもかわ!」
自分の場合、このコールで戦闘モードに突入します(笑)
やや遅れて、今度はフィールドプレイヤーがピッチに姿を現します。
立ち上がって拍手しつつ、フロンターレコールで迎え入れましょう。
「フローーンターーレ!(パ・パン・パ・パン・パン)」
※()内は拍手 この拍手のリズムは試合中もよく使うので、覚えておくと便利。
「ウォームアップ練習見て、おもしろいの?」なんていう人もいるかも知れませんが、
ところがどっこい、見どころ満載なのです。
・ピッチに出てきた選手をチェックして、スタメン&ベンチメンバーを確認
・各選手の体のキレをチェック
・周平のいるところに、ヤスあり
・アルベルトのクロスに酔いしれる
毎試合ウォームアップを観察していると、どの選手がどんなアップを好んで行うかまで、
わかるようになります(笑)。
・アウグストは、膝から下を左右交互に後ろに振り上げ、お尻のあたりに伸ばした手のひらにぶつける運動
・ジュニーニョは、足踏みしながらリズム良く足を上げて、足のインサイド部分を手で触る運動
・ケンゴは、片手を前方水平に伸ばし、手のひらに向けて足を振り上げる運動
慣れてくると、顔が判別できなくても体格や動きで誰だかわかります。
●等々力劇場へようこそ!
アップが終わり選手がピッチから引き上げると、いよいよスタメン発表。
が、その前に、「川崎ならでは」の儀式があるのを忘れずに。
大型ビジョンでクラブスポンサーの紹介を行った後、スタジアムDJが厳かにこう述べます。
「○○(←対戦相手クラブ名)サポーターのみなさん、
本日は、遠いところから等々力競技場にお越しいただき、誠にありがとうございます。
クラブスタッフ一同、厚く御礼申し上げます!」
川崎サポも、立ち上がって拍手します。
「川崎ならでは」というか、J2ではこういう「歓迎」をするところが結構ありました。
J1ではどうなんでしょうか。
対戦相手に拍手するなんてヌルイという意見もありますが、おれは好きだなぁ、コレ。
アウェイに遠征してみるとわかりますが、場所によっては行くの大変なんすよ。時間的にもコスト的にも。同じJリーグを愛する者として、その熱意には拍手おくりたいですね。
ちなみに、対戦相手が近場のクラブだった場合、「遠いところから」だけを省略してアナウンスします(笑)
続いて、アウェイチームのスタメン&ベンチ発表。
ウグイス嬢(?)が、これでもかというぐらいテンション低めにアナウンスしてくれますw
このとき、突然川崎サポ側から拍手が起こったりするので、初めて来た人は「??」となるかも知れません。実は、かつて川崎に所属したことのある選手に向けて、拍手しているのです。
今季J1だと、広島の茂原が拍手に対象になると思われます。エメ? どうかな。J2時代は結構多かったんですがね。
あと、川崎に所属したことのある選手でも、一人だけ例外扱いがいます。その選手には、拍手どころか盛大なブーイングをおくられます。その選手の名は、
鈴木隆行(笑)。
基本的には、「こいつは恐い」と怖れられている選手ほど、ブーイングの量が増える傾向があります(隆行は別)。去年天皇杯で神戸とやったときには、播戸へのブーイングが一際大きかったです。Jリーグにそれほど詳しくない方は、ブーイングの量で、相手選手の力量を知る手もあるでしょう。
対戦相手のメンバー紹介が終わったら、いよいよ等々力劇場の幕が上がります。
みなさん、大型ビジョンにご注目ください。初めて等々力に来る方は、ホーム側ゴール裏2階に設置された大型ビジョンがよく見える席に着くことをおすすめします。
(ホーム側ゴール裏1階&2階の席では、大型ビジョンがよく見えません)
大型ビジョンで映し出されるのは、川崎の全選手紹介VTRと、スタメン&ベンチメンバー。
ただし、普通の、味気ない紹介VTRではありません。
かつて、等々力にやって来た大宮サポの友人は、このVTRを見てこう言いました。
「ホームだからって、ずるいぞ! おれらのスタメン紹介もあのぐらいやってくれ!(笑)」
また、このVTRを制作したスタッフは、雑誌のインタビューでこんなことを言ってます。
「VTRが始まると、等々力中の観客が大型ビジョンの方へ顔を向けてくれるんです」
おれも何度も何度も見ていますが、未だにこの瞬間は鳥肌が立ちます。
去年の大宮戦、山形戦のときには、泣きそうになりました(が、試合結果は(略))
内容は見てのお楽しみ。お手元には、川崎のマフラーをご用意ください。マフラーの無い方は、手拍子の準備を!