2007年 02月 22日
【2・15】麻生レポ~谷口の代役を任されたのはあの選手~ |
開幕の日が迫ってきましたた。毎年この時期は「期待」と「不安」が入り交じってソワソワするものですが、正直言うと、今年はやや「不安」の方が大きいかな^^;
チマルの穴は誰が埋めるのか。ケンゴ・ガナ・谷が代表で離脱したときに誰が代役を務めるのか。そんな不安を解消するため、麻生へ行ってきました。
この日の見学者数は、約30人。暖かいという予報だったのですが、あいにく麻生上空は曇り空で、冷たい風がピューピュー。 関塚さんも、「体を冷やすなよ!」と選手に声をかけていました。
時計の針が午後2時を回った頃、選手が続々と登場。さっそく、目を細めてメンバーを確認してみると……飛弾、井川、大久保の姿が見あたりません^^;
(谷口と杉浦は代表合宿で不在)
ちなみに飛弾と井川は別メニュー調整だったようで、グラウンドの周りを軽くジョギングしていました。一日も早い全快を祈ります。
ラッキーなことに、この日は紅白戦が行われました。以下、覚えている範囲で簡単なレポをまとめてみました。
Aチームは、おなじみの3-5-2。左サイドには、村上。そして、谷口のポジションには落合が入りました。
対するBチームは、4-3-3。意外だったのは、GKが相澤ではなく植草だったことかな……
主導権を握って試合を進めたのは、Aチーム。ケンゴ-マギヌン-我那覇-ジュニーニョのコンビネーションは、やはり圧巻。長短さまざまなパスをテンポ良く回し、この4人で何度も決定機を作っていました。
ですが、この4人のコンビネーションに、森&村上の両サイドがあまり絡めていなかったのが少々気になりました。
Bチームで目立っていたのは、テセ。箕輪のクリアミスをかっさらい、ドリブルからゴールを叩き込むシーンも。去年よりもさらにフィジカルがアップしている印象です。
1本目が終了した時点で、Aチームの選手たちが自発的に話し合いを行っていました。
まず川島が箕輪と宏樹に声をかけ、DFラインについて協議。
続いて、マギヌンの呼びかけで(だったと思うw)、ジュニ・ケンゴ・我那覇・宏樹というメンバーで、何やら打ち合わせ。議論は白熱し、ついにはボードを持ち出して入念にポジションをチェックしていました。
そして2本目開始。スタート当初は先ほどと同じ3-5-2でしたが、10分ほど経った頃、関塚さんが「寺田! 前へ上がれ!」と指示。4バックのテストとなりました。
一方のBチームは、達矢を1ボランチ、都倉を1トップにした、4-1-4-1という川崎ではあまり見慣れないシステム。今年はいろいろな挑戦を行うつもりのようです。
1本目2本目合わせて、各選手の印象など。
【川島】:途切れることなく、声を出し続ける。特に指示していたのは、DFラインの高さと、カバーリングの位置。紅白戦後のシュート練習では、ファインセーブ連発。さすが代表候補!
【箕輪】:ちょっと体が重いのかな……。競り合いで危ないシーンが何度か。
【周平】:慣れ親しんだ3バックの真ん中は安定感見せるも、4-3-3のフォアリベロ(?)では、今ひとつ存在感発揮できず。
【宏樹】:今年の宏樹はよく上がる。この日もゴール前までオーバーラップし、惜しいシュートを放つ。カバーリングの運動量、インターセプトの読みも冴える。
【森】:お疲れモード? 右サイドを切り裂くシーンは2度ほど。2本目では、村上が右サイドに入ってしまった。
【村上】:川崎の左WBは、どうしても偉大な前任者と比較される。ソツなくこなしているとは思うが、八月様やマルコンのような怖さが感じられない。
【ケンゴ】:別格。コンディションも順調に仕上がっている様子。FKを直接叩き込む。
【落合】:足元がウマイので、ボールが落ち着く。ゴール前に顔を出すシーンも幾度か。ただ、展開力はまだまだかな。真剣勝負でどのぐらいのフィジカルを発揮できるのか見てみたい。
【マギヌン】:エルゴラにも書いてあったが、去年よりも数段フィットしている。運動量が豊富で、プレスをさぼらない。マギヌンのプレスをきっかけにボールを奪取するシーンも数度見られた。ゴール前の混戦から1ゴールゲット。
【ジュニ】:まだ7割程度の仕上がりかな? コンビネーションには問題なし。
【我那覇】:同じくコンビネーションには問題なし。DFラインの裏も取れている。シュート練習でもいい動きを見せているのだが、まだ7割程度の仕上がりなのかな?
【達矢】:右SBと1ボランチをソツなくこなす。ボランチに入った2本目では、持ち味である素早いプレスで、ボール奪取のきっかけを演出。個人的には、今最もトップでプレイさせてみたい選手。
【佐原】若いDFラインを仕切るも、何度か裏を取られてピンチに。
【薗田】薗田君って、こんなにオーバーラップするんですねw ジュニーニョとの1対1でボールを奪ったシーンでは、思わず「おお!」と声出ちゃいました。とてもルーキーとは思えない落ち着き&フィットぶり。
【西山】攻撃力なら、村上よりも上。ただ、4バック時のポジショニングに戸惑っていたようで、関塚さんから直接指示を受けていた。
【原田】去年までとあまり変わらないかなぁ……
【河村】谷口の代役は河村だと予想していたのだが、まだチームにフィットしきれていない感じ。もう少し存在感を見せてほしい。
【大橋】同じく、まだチーム戦術にフィットしきれていないか。かつてのマルクスのような働きを期待している。
【養父】1本目の3ボランチの中では、一番目立っていた。運動量が豊富で、真ん中から前線まで顔を出す。正確なパスを心がける慎重派。
【テセ】去年よりもさらにレベルアップしている。ただ、試合から消えてしまう時間帯があるのは改善点か。
【黒津】得意とするスルーパスをもらえず、持ち味発揮できず。だが。試合後のシュート練習では、後ろから来たパスにダイレクトで合わせてニアに蹴りこむ黒津らしいプレイを披露。
【相澤】第3GKになってしまったのか? 2本目でAチームに入るも、3バックから4バックに変更と同時に、川島と交代。頑張ってほしい。
ところで、フォーメーション図にも書いた通り、Bチームの2本目では練習生が右SBに入りました。他の選手から呼ばれていた名前、体格、プレイスタイルなどから判断すると、青山学院大の田坂祐介君かな?
広島ユース時代には、クラブユース選手権でMVPを獲得、昨シーズンは関東大学2部リーグでベスト11に選ばれた逸材。広島ユース育ちらしく、足元のテクニックはさすがでした。
チマルの穴は誰が埋めるのか。ケンゴ・ガナ・谷が代表で離脱したときに誰が代役を務めるのか。そんな不安を解消するため、麻生へ行ってきました。
この日の見学者数は、約30人。暖かいという予報だったのですが、あいにく麻生上空は曇り空で、冷たい風がピューピュー。 関塚さんも、「体を冷やすなよ!」と選手に声をかけていました。
時計の針が午後2時を回った頃、選手が続々と登場。さっそく、目を細めてメンバーを確認してみると……飛弾、井川、大久保の姿が見あたりません^^;
(谷口と杉浦は代表合宿で不在)
ちなみに飛弾と井川は別メニュー調整だったようで、グラウンドの周りを軽くジョギングしていました。一日も早い全快を祈ります。
ラッキーなことに、この日は紅白戦が行われました。以下、覚えている範囲で簡単なレポをまとめてみました。
Aチームは、おなじみの3-5-2。左サイドには、村上。そして、谷口のポジションには落合が入りました。
対するBチームは、4-3-3。意外だったのは、GKが相澤ではなく植草だったことかな……
主導権を握って試合を進めたのは、Aチーム。ケンゴ-マギヌン-我那覇-ジュニーニョのコンビネーションは、やはり圧巻。長短さまざまなパスをテンポ良く回し、この4人で何度も決定機を作っていました。
ですが、この4人のコンビネーションに、森&村上の両サイドがあまり絡めていなかったのが少々気になりました。
Bチームで目立っていたのは、テセ。箕輪のクリアミスをかっさらい、ドリブルからゴールを叩き込むシーンも。去年よりもさらにフィジカルがアップしている印象です。
1本目が終了した時点で、Aチームの選手たちが自発的に話し合いを行っていました。
まず川島が箕輪と宏樹に声をかけ、DFラインについて協議。
続いて、マギヌンの呼びかけで(だったと思うw)、ジュニ・ケンゴ・我那覇・宏樹というメンバーで、何やら打ち合わせ。議論は白熱し、ついにはボードを持ち出して入念にポジションをチェックしていました。
そして2本目開始。スタート当初は先ほどと同じ3-5-2でしたが、10分ほど経った頃、関塚さんが「寺田! 前へ上がれ!」と指示。4バックのテストとなりました。
一方のBチームは、達矢を1ボランチ、都倉を1トップにした、4-1-4-1という川崎ではあまり見慣れないシステム。今年はいろいろな挑戦を行うつもりのようです。
1本目2本目合わせて、各選手の印象など。
【川島】:途切れることなく、声を出し続ける。特に指示していたのは、DFラインの高さと、カバーリングの位置。紅白戦後のシュート練習では、ファインセーブ連発。さすが代表候補!
【箕輪】:ちょっと体が重いのかな……。競り合いで危ないシーンが何度か。
【周平】:慣れ親しんだ3バックの真ん中は安定感見せるも、4-3-3のフォアリベロ(?)では、今ひとつ存在感発揮できず。
【宏樹】:今年の宏樹はよく上がる。この日もゴール前までオーバーラップし、惜しいシュートを放つ。カバーリングの運動量、インターセプトの読みも冴える。
【森】:お疲れモード? 右サイドを切り裂くシーンは2度ほど。2本目では、村上が右サイドに入ってしまった。
【村上】:川崎の左WBは、どうしても偉大な前任者と比較される。ソツなくこなしているとは思うが、八月様やマルコンのような怖さが感じられない。
【ケンゴ】:別格。コンディションも順調に仕上がっている様子。FKを直接叩き込む。
【落合】:足元がウマイので、ボールが落ち着く。ゴール前に顔を出すシーンも幾度か。ただ、展開力はまだまだかな。真剣勝負でどのぐらいのフィジカルを発揮できるのか見てみたい。
【マギヌン】:エルゴラにも書いてあったが、去年よりも数段フィットしている。運動量が豊富で、プレスをさぼらない。マギヌンのプレスをきっかけにボールを奪取するシーンも数度見られた。ゴール前の混戦から1ゴールゲット。
【ジュニ】:まだ7割程度の仕上がりかな? コンビネーションには問題なし。
【我那覇】:同じくコンビネーションには問題なし。DFラインの裏も取れている。シュート練習でもいい動きを見せているのだが、まだ7割程度の仕上がりなのかな?
【達矢】:右SBと1ボランチをソツなくこなす。ボランチに入った2本目では、持ち味である素早いプレスで、ボール奪取のきっかけを演出。個人的には、今最もトップでプレイさせてみたい選手。
【佐原】若いDFラインを仕切るも、何度か裏を取られてピンチに。
【薗田】薗田君って、こんなにオーバーラップするんですねw ジュニーニョとの1対1でボールを奪ったシーンでは、思わず「おお!」と声出ちゃいました。とてもルーキーとは思えない落ち着き&フィットぶり。
【西山】攻撃力なら、村上よりも上。ただ、4バック時のポジショニングに戸惑っていたようで、関塚さんから直接指示を受けていた。
【原田】去年までとあまり変わらないかなぁ……
【河村】谷口の代役は河村だと予想していたのだが、まだチームにフィットしきれていない感じ。もう少し存在感を見せてほしい。
【大橋】同じく、まだチーム戦術にフィットしきれていないか。かつてのマルクスのような働きを期待している。
【養父】1本目の3ボランチの中では、一番目立っていた。運動量が豊富で、真ん中から前線まで顔を出す。正確なパスを心がける慎重派。
【テセ】去年よりもさらにレベルアップしている。ただ、試合から消えてしまう時間帯があるのは改善点か。
【黒津】得意とするスルーパスをもらえず、持ち味発揮できず。だが。試合後のシュート練習では、後ろから来たパスにダイレクトで合わせてニアに蹴りこむ黒津らしいプレイを披露。
【相澤】第3GKになってしまったのか? 2本目でAチームに入るも、3バックから4バックに変更と同時に、川島と交代。頑張ってほしい。
ところで、フォーメーション図にも書いた通り、Bチームの2本目では練習生が右SBに入りました。他の選手から呼ばれていた名前、体格、プレイスタイルなどから判断すると、青山学院大の田坂祐介君かな?
広島ユース時代には、クラブユース選手権でMVPを獲得、昨シーズンは関東大学2部リーグでベスト11に選ばれた逸材。広島ユース育ちらしく、足元のテクニックはさすがでした。
by kawasaki20gogo
| 2007-02-22 22:49
| ●川崎観戦記