2007年 06月 01日
【6/1麻生レポ】居残り練習組に気迫漂う |
日曜日の猛暑が嘘のような涼しげな朝。
麻生の森では、季節はずれなウグイスが鳴いていた。
出発前に確認した天気予報では降水確率0%だったのだが、
練習が始まった頃からポツポツと降り始め、
ついには傘をさしていても用をなさないほどの土砂降りに。
冷たい雨でなかったのが、不幸中の幸い。
選手たちも、むしろ心地よさそうに雨のシャワーを楽しんでいた。
雨雲は10分ほどで去り、練習が佳境を迎える頃には晴れ間ものぞいた。
今日の練習は、代表組のケンゴと川島が不在。
加えて、怪我で離脱中の谷口、佐原の姿も見えなかった。
その代わり、彼の姿を拝むことができた。
トレーニングしているチマルを見るのは、今回が初めて。
今日はダッシュ練習などフィジカルトレのみだったが、
ランニングフォームが個性的。
やや腰高で、跳ねるように走っていく。
陸上競技の短距離ランナーのフォームによく似ていると感じた。
さすがはスプリンターといったところか。
今日の練習は、どこか穏やかな雰囲気で、
笑顔と嬌声が、ピッチ上にあふれていた。
週末に試合もないし、おまけに今日は一部練なので、
みんなリラックスし、練習を楽しんでいる様子だった。
ねぇわたし、魔女みたいでしょ、おれマギヌン♪
2人1組になってのダッシュ練習。
相手をおさえこみながらボールを先に奪い取る。
このあと、DF陣とFW・MF陣に分かれて練習。
DF組のメニューは、2人1組になり、関塚さんの蹴るハイボールを競り合う。
FW・MF組は、バックラインが回すパスをインターセプトし、シュートする練習。
そして今日最大の見所は、ハーフコートのミニゲーム。
全選手が参加したため、ピッチ上は14対14という混戦模様。
じゃんけんに負けた相澤がFWとして出場、
大久保も昔取った杵柄でポストプレイヤーを務めるなど、
練習ならではの光景も。
今や代名詞になりつつある、西山の飛び魚ヘッドも炸裂(?)
※合成写真ではありませんw
このミニゲームでは、
CKを省略する代わりに、CK2本でPK1本を与えられるルールを採用。
両チーム併せてPKシーンは3回あったのだが、
3回とも全て外れてしまった。
(ジュニ2回、飛弾1回)
当然周りの選手からは
「サトシ空気読み過ぎ!w」
など揶揄されていた。
ちなみにPKを失敗したジュニが二度目のPKも蹴ろうとすると、
ユースケが猛抗議。
「おれに蹴らせろ!w」と食い下がるも、
ジュニも頑として譲らず、
結局ジュニが蹴ってまた失敗するというシーンもw
しかし、リラックスムードだったせいもあるのだろうが、
選手の声がよく出ていたのが印象に残った。
もっとも声を出す川島が不在だったのも、まったく気にならず。
声出してるのは下川(現・大分)だけなんて頃に比べれば、
チームの雰囲気もかなり変わってきたなぁ。
開幕当初はおとなしかった落合も、
積極的に指示を飛ばす姿を見て、
このチームはまだまだのびしろがあるなと実感。
では、印象に残った選手の寸評など。
落合:今一番のっている選手。練習でもキレのあるプレイを連発。前述通り、後方からの指示も積極的。自信がみなぎった顔つきになってきた。
大橋:シュートテクはトップクラス。出場機会も増え、チームにも確実になじんできた。
大久保:ミニゲームではFWとして出場。これがウマイ! 大久保はあまり足下の技術がないのだけれども、ポストプレイは抜群。高校時代に相当練習したんだろうなぁ。周りからも「大久保いいよ!いいよ!」と絶賛されていた。ロングスローも2度披露。練習後は箕輪からランニングに誘われ、二人で黙々と走り込んでいた。箕輪も自分の後継者は大久保だと思っているのかも知れない。
薗田:DF練習では先輩たちに比べて遜色のないプレイを披露。あとは怪我をしないプロの身体を作るだけ。トップデビューの日はそう遠くないと予想。
達矢:やや迷いが見られる。ハイボールのクリア練習では、「達矢! おめぇ動き出すのが早すぎるんだよ! ボールよく見てから動け!」とユースケから怒られていた。180cmオーバーがずらりと並ぶ他のDFに対抗するために出足の速さを意識しているのだろうが、少々壁にぶつかってる感あり。
村上:ミニゲームにも参加。名古屋戦は出場できると思って間違いないだろう。積極的に声を出し、笑いを誘ってチームを盛り上げる。貴重なムードメーカー。
養父:あれだけのテクがありながらなぜ伸び悩んでいるのか。その理由の一つを今日の練習で垣間見た。フォーメーション練習での決めごとを理解し損ね、2度ほど関塚さんに怒られていたのだ。注意されるとすぐうつむいてしまうのもいただけない。脚だけでなく、頭も鍛えなければ。
黒津:一対一のドリブルシュートテクは、マギヌン、ジュニに次ぐ巧さ。
相澤:杉山、植草とのじゃんけんに負け、FWでミニゲームに出場。背は高いのだが体の使い方に慣れておらず、ポストプレイはあまり機能せず。
さて、気になる我那覇の調子だが・・・
シュート練習、ミニゲームとも、まだ本調子とは言えず。
ポストの勘はだいぶ戻ってきたが、決定力が薄れてしまっている。
果たして完全復活の日はいつになるのか・・・
だが、心配は無用のようだ。
2時間ほどの練習が終わった後も、我那覇は居残ってシュート練習を開始。
当初は西山、クッキー、木村らと混じってドリブルシュートしていたのだが、
待ち時間がもったいないと思ったのだろう。
杉山に声をかけ、別のゴールでシュート練習を開始した。
(都倉も参加)
何度も何度も繰り返し練習していたのは、右45度のシュート。
いわゆる、ガナメゾーン。
原点回帰こそ、完全復活の足がかりと考えているのだろう。
居残りシュート練習は30分経っても終わらなかった。
(所用で帰宅したため、最後まで見届けられず)
名古屋戦に、期待しよう。
追記:
西山、クッキーらが居残り練習していた前を、マギヌンを乗せたクルマが通りかかった。
マギヌンは後部座席から顔を突き出し、西山に向かって
「ハゲ! チビ!」
と見事な日本語を叫んで、颯爽と消えていったw
ほんと、いじられキャラなのねw>西山
麻生の森では、季節はずれなウグイスが鳴いていた。
出発前に確認した天気予報では降水確率0%だったのだが、
練習が始まった頃からポツポツと降り始め、
ついには傘をさしていても用をなさないほどの土砂降りに。
冷たい雨でなかったのが、不幸中の幸い。
選手たちも、むしろ心地よさそうに雨のシャワーを楽しんでいた。
雨雲は10分ほどで去り、練習が佳境を迎える頃には晴れ間ものぞいた。
今日の練習は、代表組のケンゴと川島が不在。
加えて、怪我で離脱中の谷口、佐原の姿も見えなかった。
その代わり、彼の姿を拝むことができた。
トレーニングしているチマルを見るのは、今回が初めて。
今日はダッシュ練習などフィジカルトレのみだったが、
ランニングフォームが個性的。
やや腰高で、跳ねるように走っていく。
陸上競技の短距離ランナーのフォームによく似ていると感じた。
さすがはスプリンターといったところか。
今日の練習は、どこか穏やかな雰囲気で、
笑顔と嬌声が、ピッチ上にあふれていた。
週末に試合もないし、おまけに今日は一部練なので、
みんなリラックスし、練習を楽しんでいる様子だった。
ねぇわたし、魔女みたいでしょ、おれマギヌン♪
2人1組になってのダッシュ練習。
相手をおさえこみながらボールを先に奪い取る。
このあと、DF陣とFW・MF陣に分かれて練習。
DF組のメニューは、2人1組になり、関塚さんの蹴るハイボールを競り合う。
FW・MF組は、バックラインが回すパスをインターセプトし、シュートする練習。
そして今日最大の見所は、ハーフコートのミニゲーム。
全選手が参加したため、ピッチ上は14対14という混戦模様。
じゃんけんに負けた相澤がFWとして出場、
大久保も昔取った杵柄でポストプレイヤーを務めるなど、
練習ならではの光景も。
今や代名詞になりつつある、西山の飛び魚ヘッドも炸裂(?)
※合成写真ではありませんw
このミニゲームでは、
CKを省略する代わりに、CK2本でPK1本を与えられるルールを採用。
両チーム併せてPKシーンは3回あったのだが、
3回とも全て外れてしまった。
(ジュニ2回、飛弾1回)
当然周りの選手からは
「サトシ空気読み過ぎ!w」
など揶揄されていた。
ちなみにPKを失敗したジュニが二度目のPKも蹴ろうとすると、
ユースケが猛抗議。
「おれに蹴らせろ!w」と食い下がるも、
ジュニも頑として譲らず、
結局ジュニが蹴ってまた失敗するというシーンもw
しかし、リラックスムードだったせいもあるのだろうが、
選手の声がよく出ていたのが印象に残った。
もっとも声を出す川島が不在だったのも、まったく気にならず。
声出してるのは下川(現・大分)だけなんて頃に比べれば、
チームの雰囲気もかなり変わってきたなぁ。
開幕当初はおとなしかった落合も、
積極的に指示を飛ばす姿を見て、
このチームはまだまだのびしろがあるなと実感。
では、印象に残った選手の寸評など。
落合:今一番のっている選手。練習でもキレのあるプレイを連発。前述通り、後方からの指示も積極的。自信がみなぎった顔つきになってきた。
大橋:シュートテクはトップクラス。出場機会も増え、チームにも確実になじんできた。
大久保:ミニゲームではFWとして出場。これがウマイ! 大久保はあまり足下の技術がないのだけれども、ポストプレイは抜群。高校時代に相当練習したんだろうなぁ。周りからも「大久保いいよ!いいよ!」と絶賛されていた。ロングスローも2度披露。練習後は箕輪からランニングに誘われ、二人で黙々と走り込んでいた。箕輪も自分の後継者は大久保だと思っているのかも知れない。
薗田:DF練習では先輩たちに比べて遜色のないプレイを披露。あとは怪我をしないプロの身体を作るだけ。トップデビューの日はそう遠くないと予想。
達矢:やや迷いが見られる。ハイボールのクリア練習では、「達矢! おめぇ動き出すのが早すぎるんだよ! ボールよく見てから動け!」とユースケから怒られていた。180cmオーバーがずらりと並ぶ他のDFに対抗するために出足の速さを意識しているのだろうが、少々壁にぶつかってる感あり。
村上:ミニゲームにも参加。名古屋戦は出場できると思って間違いないだろう。積極的に声を出し、笑いを誘ってチームを盛り上げる。貴重なムードメーカー。
養父:あれだけのテクがありながらなぜ伸び悩んでいるのか。その理由の一つを今日の練習で垣間見た。フォーメーション練習での決めごとを理解し損ね、2度ほど関塚さんに怒られていたのだ。注意されるとすぐうつむいてしまうのもいただけない。脚だけでなく、頭も鍛えなければ。
黒津:一対一のドリブルシュートテクは、マギヌン、ジュニに次ぐ巧さ。
相澤:杉山、植草とのじゃんけんに負け、FWでミニゲームに出場。背は高いのだが体の使い方に慣れておらず、ポストプレイはあまり機能せず。
さて、気になる我那覇の調子だが・・・
シュート練習、ミニゲームとも、まだ本調子とは言えず。
ポストの勘はだいぶ戻ってきたが、決定力が薄れてしまっている。
果たして完全復活の日はいつになるのか・・・
だが、心配は無用のようだ。
2時間ほどの練習が終わった後も、我那覇は居残ってシュート練習を開始。
当初は西山、クッキー、木村らと混じってドリブルシュートしていたのだが、
待ち時間がもったいないと思ったのだろう。
杉山に声をかけ、別のゴールでシュート練習を開始した。
(都倉も参加)
何度も何度も繰り返し練習していたのは、右45度のシュート。
いわゆる、ガナメゾーン。
原点回帰こそ、完全復活の足がかりと考えているのだろう。
居残りシュート練習は30分経っても終わらなかった。
(所用で帰宅したため、最後まで見届けられず)
名古屋戦に、期待しよう。
追記:
西山、クッキーらが居残り練習していた前を、マギヌンを乗せたクルマが通りかかった。
マギヌンは後部座席から顔を突き出し、西山に向かって
「ハゲ! チビ!」
と見事な日本語を叫んで、颯爽と消えていったw
ほんと、いじられキャラなのねw>西山
by kawasaki20gogo
| 2007-06-01 21:57
| ●川崎観戦記